㊗️就職決定

いつもご覧いただきありがとうございます。このたび私事ですが、

「就職が決まりました」

たかがそんなことで?と思われるかもしれませんが、ここまでたどり着くのにとても時間がかかったのもあってその喜びは人一倍なので、今回ここで報告することにしました。

現在27歳で、最終学歴の高校卒業から数えて実に8年半もかかったことになります。

ニート、フリーター、無職の期間が長く社会から置いていかれる重圧も徐々に強くなっていましたが、SNSという居場所があったおかげで前向きにこれまでの人生乗り越えることができました。こんな自分と仲良くしてくれて本当にありがたいです。

27歳になっての初社会人ということで、今まで何をしてたのか、そしてこのブランクからどうやって就職までこぎつけたのかをこれからお話しします。

人生の転換点は18歳の時でした。

高校時代は学内トップクラスの数学力を誇り、学校代表としてクイズの全国大会に出たりと、そう誰もが経験できない素晴らしい青春を送っていました。大学受験にも成功し、思春期や大きな悩みも無かった、まさに順調すぎる子供時代でした。

第一志望の京都大学に入って念願の一人暮らしも始まり、華のキャンパスライフが送れると思っていました。

しかし入学から数ヶ月後のある朝、起きてベッドから降りようとしても体が動かなくなり、気付いたらそのまま1週間ほど学校に行けなくなっていました。慣れない一人暮らしでの疲れと、クラスやサークルでの新しい人間関係のストレスが合わせて降りかかってきたのかもしれません。

いわゆる「引きこもり」であり、心が病み大学へ通うことがトラウマになってしまったのです。何度やり直すチャンスをもらっても対人恐怖症は一向に治ることはなく、最終的に中退せざるを得なくなりました。

通算で取ったのはたったの5単位。しかもこれまで自信のあった数学においては1つも単位を取れないという絶望を味わいました。

あの日以降自分は変わってしまい、元の自分にはおそらく戻れないだろうと感じていました。それでも深い絶望の中で、一筋の希望がありました。

それはポケモンと再び出会ったことです。

引きこもり中に久しぶりの外出で古本屋に立ち寄った際、ポケモンブラック・ホワイトのソフトを目にしました。中学生の時ポケモンを卒業し、プラチナで知識が止まっていた自分にとって感動の再会を果たしたわけです。殿堂入りまで知らないポケモンしか出てこない新鮮さにすっかりハマってしまいました。いつの間にか1番の趣味がポケモンになっていき、そのおかげで2019年のリリース日にポケマスを見つけることができました。あの時大学が順調に行ってたら今もポケモンに興味がない可能性が高かったと思います。

もう一つの人生の転換点があり、それはアルバイトを始めたことです。元々学業との両立は無理だろうということで在学中に働くという考えは一切頭にありませんでした。しかしああなってしまった以上、何かしないといけないと思いアルバイト先を探すことになりました。その時はまだ中退ではなく休学中だったため現役京大生の肩書きは残っており、そのおかげで塾の数学講師としてあっさり採用されたのですが、これも大きな転機となりました。

アルバイトが始まってからすぐにコロナが流行り出して生徒がなかなか来られなくなり、対面での指導が難しくなってしまいました。そこでリモートでも学習できるように子供たちに見てもらうための勉強動画を作ってアップロードすることになり、これがYouTubeを始めたきっかけです。自ら発信する楽しさを知ったことで、プライベートでも好きなポケモンに関して動画投稿、ライブ配信など、さまざまな活動をするようになりました。今こうして文章を書いているのは大学に行けなくなったことで始めたアルバイト、そして世界を混乱に陥れたコロナ禍のおかげなのです。本来は人見知りであり進んで発信するような性格ではなかったので、このようなきっかけを与えてくれたバイト先には感謝しかありません。

塾に馴染めたことや動画を上げるようになったことでほんの少し自信を取り戻し、迷いなくその後の中退を決断することができました。周囲からは勿体無いという声もありましたが、通算5単位は惜しくもなんともないので辞めたことについては全く後悔はありません。

教室での働きぶりは認められていて居心地は良かったのですが、残念ながらその塾は正社員を雇う予定はないとのことでした。やりがいがありこの教室が好きでしたが、いつまでもアルバイトとして続けるわけにはいかないと思い、辞めることにしました。その後は正社員登用を前提とした他の学習塾を探しますが、この時すでに中退していたため京大パワーが使えなくなっており、次々と落とされました。

当時24歳、おそらく立派に就職しているであろう同級生の様子も気になりはしたものの、大学時代、近況を聞いてくるのが怖くて友人からのLINEを完全無視するようになってから今もまともに連絡を取れていません。唯一の居場所だった塾を去ってから初めて、自分が職も学歴も人脈も全て失っていたことに気づきました。

それでもかつて大学に行けなくなった時ほどの絶望感はありませんでした。

なぜなら、ネットの向こうには自分の動画を見てくれる人、つぶやきを聞いてくれる人など、ポケマスを通じて出会った人たちがいたから。

顔も知らない相手だとしても、自分が誰かとつながっているという事実が生きる意味を思い出させてくれました。

大きく出遅れたものの、過去の栄光は全て忘れて1から何か学び直そうと思いました。一人暮らしは無理だと察し京都のアパートを引き払い、実家からの就活に切り替えました。

理系だった自分はITが向いてるかもしれないという家族の助言から、そうした学校を探しました。しかし今まで高額な学費や家賃をドブに捨ててきた負い目から、結局学校ではなく安く通える訳ありの職業訓練所にしました。

パソコン操作に関しては素人の状態からプログラミングを学び始めましたが、持ち前の理系脳が幸いしすぐに上達しました。

また、学んだことをプライベートでも活用するために自分でウェブサイトを作って公開するという夢も叶いました。これは今までSNSを通じて多くの人とつながっていたおかげで出来たことでした。

座学と実践で知識を深めてからは、資格取得などIT職で生きていくための基盤を徐々に固めていきました。未経験のためすんなりとは決まらなかったものの、様々な企業とアプローチした結果、とうとう内定を獲得できたのです。

実家から無理なく電車で通えるIT企業で、雇用形態は契約社員です。

あのまま大学を卒業できていたら今頃どんな大人になっていただろうと時々悔やむこともあります。それでも、どんな形でもいいから社会人になるという大きな一歩に、家族や親戚はとても喜んでくれました。

いよいよ12月から社会人生活が始まります。就職にあたっては家族の協力だけでなく福祉サービスなどの様々なサポートを利用し、かつての二の舞にならないよう徹底的に備えています。

ついに長年の目標に達したわけですが、当然これだけで満足するつもりはありません。次の目標である正社員に向けてこれから頑張りたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!